CSSのNETIS登録技術一覧
CSSのNETIS登録技術一覧
NETIS登録技術とは?
NETIS登録技術とは、国土交通省が新技術の活用促進を目的に運用する、新技術に係る情報を共有および提供するためのデータベース「新技術情報提供システム NETIS」に登録された技術です。
「新技術情報提供システム NETIS」には、国土交通省による審査を通過した数多くの技術が登録されており、有用な新技術と工事現場を繋ぐ役割を果たしています。
新技術活用のメリット
新技術の活用には、工事現場の生産性が向上するほか、工事の評価(総合評価方式や工事成績標定)への加点が見込めるなど多数のメリットがあります。
CSSのNETIS登録技術
当社では、取り扱う商品や提供する技術を数多くNETISに登録しています。
カメラ内蔵型GNSS測量機を用いた画像処理による座標抽出システム
KT-240078-A
カメラが内蔵されたCHCNAV社製GNSS測量機「i93」を使用し、複数方向から動画を撮影することで自動生成した位置情報付きの写真を使用して、座標値を抽出します。
これにより、橋の下などの衛星の電波が届かずGNSS測量が行えなかった場所でも計測が可能です。
測量作業支援アプリケーション「Landstar」
KT-240060-A
CHCNAV社製GNSS測量機のコントロールアプリケーション。GNSS測量機で観測しながらデータをリアルタイムに画面に反映し、観測と同時に作図等を行うことができます。
これにより、観測データをパソコンに取り込みCAD上で作図を行う従来の工程を短縮でき、作業時間の削減、施工性・経済性の向上が見込めます。
対象機種:M6、i73、i83、i93
持ち運び可能なGNSS基準局と地上移動体搭載型LSを用いた3D現況測量技術
KT-230200-A
MMS測量をより高精度に行う3次元測量技術で、従来のMMS測量(精度±5cm程度)に比べ、精度±4mm以内のICT舗装工・出来形管理に対応する測量が可能です。
現場内に設置したGNSS基準局の情報によりMMS測量の軌跡データを解析し、多角点測量による標定点データを元に2段階の補正を行うことで、高精度な測量を実現します。
UAV用オブリークカメラを用いた写真測量と3Dモデリング
KT-200129-A
UAVに搭載可能な小型オブリークカメラを用いた写真測量技術です。オブリークカメラとは、5方向を同時に撮影することができる特殊なカメラで、構造物側面や樹木の下などの写真測量を容易に行うことができます。
TSやTLSによる従来手法に比べ、短時間で広範囲を安全に測量できます。正確な現況トレースと3Dモデル作成が可能なため、工程短縮、経済性・安全性の向上が図れます。
高精度MMSでスイスイ3D現況測量
KT-150010-VE
MMS測量のデータを光波による現況測量データで補正する技術です。3次元点群データの傾きや歪みが補正され、補正しない場合と比べ測量データの精度を高めることができます。
TSやTLSによる従来手法に比べ、短時間で広範囲の測量が可能です。
おまかせ君プロとおまかせ君ワンマンでさっと丁張測量
KT-140013-VE
TSに接続した携帯測量端末に設計データ(座標データ)を取り込み、丁張などの位置出しに必要な各種計算を現地で行うことで、作業の効率化を図るシステムです。
おまかせ君の利用により、プリズムを線形上に簡単に誘導できるようになり、測量時間の短縮・効率化が図れます。
NETISの掲載期間
新技術情報提供システム NETISに登録された技術は、登録された翌年度から5年間、システムに技術の情報や登録番号が公開されます。
さらに、5年間の間に技術が活用され効果を評価された技術は、掲載期間が5年間延長され、最大10年間 システムに情報が公開されます。
NETIS番号の末尾記号の意味
NETIS番号の末尾には、「-A」や「-VE」「-VR」などの記号が付与されています。
この記号にはそれぞれ意味があり、登録されたNETIS技術の評価状況を表しています。
KT-○○○○○○-A | まだ評価されていない技術で、登録してすぐの技術に付与されます。 |
KT-○○○○○○-VR | 評価情報がシステムに掲載され、さらに継続調査の対象となった技術に付与されます。 |
KT-○○○○○○-VE | 評価情報がシステムに掲載され、評価が確定した技術に付与されます。 |
過去のNETIS登録技術
CSS技術開発では、新技術のNETIS登録を積極的に行ってきました。
登録から10年間 現場で活用され、現在はNETISでの公開が終了した技術をご紹介します。
快速深浅測量システム
KT-130026-VE(2024年3月31日 掲載終了)
2台のGPS受信機等と音響測深機を用いたシングルビーム深浅測量システム。
従来のTSと音響測深機を用いた深浅測量に比べ、測点毎のTSの操作が不要となり、工期短縮に効果があります。
この技術は、現在も「シングルビーム深浅測量」として、サービスをご提供しています。
3Dレーザースキャナー・3D CAD・3Dプリンタによる高精細空間測量システム
KT-130019-VE(2024年3月31日 掲載終了)
TLS(3Dレーザースキャナー)で測量を行い、得られた地形測量データを加工して3Dでアウトプットする技術です。
従来のTSによる測量に比べ、測量時間の短縮、人件費の削減など、経済性の向上が図れます。
この技術は、現在も「TLS測量」として、サービスをご提供しています。
自動追尾機能を搭載した測量機を用いた道路路面形状測量システム
KT-120102-VR(2023年3月31日 掲載終了)
自動追尾機能搭載のTSを用いて、道路の路面形状の縦横断測量を行うシステムです。
従来のレベルと巻尺による道路の縦横断測量に比べ、短時間で観測することができ、工程及び経済性が向上します。