試験の概要
キャスポルは、衝撃加速度法による締固め管理技術です。測定原理は加速度計を内蔵したランマー(重錘)を地盤に落下させ、衝突の際に得られる衝撃加速度の最大値(インパクト値)を地盤の反力係数(K30)などの強度定数と相関させる、衝撃加速度法です。
誰でも簡単に、短時間で測定でき、測定者による個人差もありません。また反力も必要ないため、低コストで測定を行うことができます。反力となる重機が入れない現場や、短時間で多くの計測を行わなければならない緊急工事などの品質管理に適しています。
高さ5m以下の各種擁壁やボックスカルバート等(地盤支持力度が293.4kN/m2以下の構造物)の工事での支持力度算定、道路工事における路床のCBR値および地盤反力係数(K30)の算定に適用できます。
高さ5mを越える擁壁・橋梁などのような重要構造物の基礎地盤の支持力度算定には、原則として適用できません。
求められる値
- 支持力係数(K30)
- 現場CBR値
- コーン指数
CSSの試験代行サービス
試験実施条件
- 最大粒径が37.5mm以下、10mm以上の礫含有率が30%未満の土質材料で精度良く測定可能です。
基礎の形状、現場の土質が粘性土か砂質土かを、担当者へお伝えください。
成果見本
使用機器
手動式または自動式のいずれかで試験を実施いたします。